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昨日はライブでした

2017/04/17 00:00



 昨日(2017.4.16)は久々のライブでした。
 残念ながらお客様は2人に留まりましたが、いつも心優しくいらしていただけるオズさんに加え、昨日はぼくの出身高校の同学年で今もホーンセクションとして活躍中の宮崎くんが来てくれました。
 宮崎くんと会うのは何十年ぶりなんでしょう。。。
 なんだか、たいして人間の中身に成長の無い自分としては、昔をちょっとでも知っている人とお会いすると、なんとなく恥ずかしいような、皆さんは偉いオトナになっているのに自分はなぁ~みたいな、失敗の人生を歩む者特有の思いに駆られます(笑)が、とても嬉しかったです。

お二人にはご来場、感謝です。

 さて、お客様が少ないのは昨日に限ったことではないので置いておいて(笑)・・・、昨日は音の出力方法について画期的なチャレンジをしてみた日でもありました。
 というか、この日のライブはそれが目的でした。

 会場の「こびとさん」はきちんと照明があるステージに加え、ライブバーにしてはライブハウスに近い大きな音量でプレイできる点が魅力なのですが、「すべてのライブ会場に於いて、まったく同様の器材の使用および出力方法をする」というぼくたちの考えで、様々なギターアンプ・ベースアンプがステージにあるにも関わらず「一切アンプを使わず、リズムトラックのオケ・ベース・ギターを小さなミキサーに直接挿してライン出力する」という方法で演奏しました。

 いえね、マッキーとは言っても廉価版の安いミキサーでかける内蔵リバーブの品位とか、ごちゃ混ぜになった音では補正が難しい・・・などの問題があるため、まともな音づくりを考えてくれる「こびとさん」のようなお店では、そういった品位を下げる音づくりにはしたくないのが当然だし、全部ラインでは通常は迫力の無いペラペラな演奏になってしまうのが普通ですから、このような作戦は「バカげている」と感じられるものだと思います。

 けれど、リズムトラックをオケでやらなくてはならないぼくらにとって、しかもぼくが音づくりすると低域や高域成分はあまり要らず、中域成分が迫力になっている音づくりを考えると、オケと確実にバランスし、かつ、どのような環境・どのような音量にあっても同じ出力方法で時間の無駄なくセットできる方法はコレだと思ったわけで、あまり気の進まないこびとさんのマスターに無理にお願いして、このような出力方法でライブさせてもらいました。
 かつ、最終出力時にはさらに中域をブーストしてもらいました。

 最近のもの凄いドスンドスンに低域のベースラインと聴き比べると、この村上のベース音色はまるで「ギターの低域みたいに聴こえる」と思われる方も多いでしょう。
 でも、この音色ならば重低域増強ラジカセでないラジカセでも、いえいえiPHONEのスピーカーでもベースが聴こえるんですよ。ディスコみたいなドスンという迫力よりも中域のうねりとドライブ感の方がぼくは聴きやすいし、制作者としてはそのような意図で音を作っています。

 現代のデジタルオーディオらしい音よりも、小型コンポで聴くレコードの音だったり、ラジカセの音の方がぼくが聴きなれたロックの音だった・・・という点は大いにあると思いますが、音色の好みという点も大いにあると感じています。

 実はこの「ライン接続のみ・アンプ不使用」という接続方法は、このユニット開始時に考えた原点の方法だったのですが、小型のマルチエフェクター等を使用したり、出演するお店を1場所だけに限定してそこに合わせた音づくりをするという方法に転じたため、なるべくラインで出力されるオケと相性の良い音のギターアンプとベースアンプを使用するという方法に変更していました。

 逆に言うと、ぼくたちの好みからすると「アンプ不使用でライン出力のみでギターやベースを出力の場合、ギターやベースからTech21社のシミュレーター"サンズアンプ"を経由させる」ことがラインでの条件となっていました。
 どうしても他のマルチエフェクターやシミュレーターではうまくいきませんでした。
 そうなると、それにボリュームペダル・ディレイ・リバーブと必要になり、重くて持ち運びが面倒になってしまったのです。

 けれど、「これからは様々な場所で演奏する」という方向にしましたので、一定の条件下・一定のボリュームや環境ではなくなるわけで、そうなると一番最初の案に戻って考えるのが良いということになりました。
 これならば演奏バランスは自分たちでコントロールできますし、各楽器ごとの音圧がこちらの意図とかけ離れた音になってしまうこともありません。
 とりあえず、コントロールは全体のイコライジングと、ボーカルとのバランスだけなので、オペレイションも楽なはずです。

 ぼくとしてはこれで問題なしかなと考えています。

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