今年の4月に昔のバンドの同窓会ライブで復活させた35年前のESP製テレキャスターコピーモデルですが・・・
【参考】
(1) なんとかネックを騙し騙し調整して復活させた時のブログ↓
https://www.ltm.jp/blog/bmwd/59500/
(2) 復活したこのギターを昔のバンドの同窓会ライブで使った時の動画付きブログ↓
https://www.ltm.jp/blog/bmwd/60335
残念なことに、先々月くらいからネックがトラスロッドを必死に締めてもどうにも不安定になってしまうようになり、加えてフレットも音詰まりが酷くなってしまったため、使用を断念しました。
ぼくの所持する原型を留めているギターの中では一番古いギターで付き合いも長く、弾きやすいギターではないのですが軽めだし、人生を通じて考えてみると一番弾いて来たギターでした。
なんだか御臨終させてしまうのは悲しいな・・・と思い、ユニットで演奏している曲想を考えて"Fender Vintageシリーズ 1952 Telecaster"に36年前に使っていたPACO製テレキャスターのローズウッド指板ネックを組み合わせていたものを解体してもとのFenderの状態に戻し、そっちに装着していたPACO製テレキャスターのローズウッド指板ネックをこちらのネックがダメになったESPのボディーに装着してみました。
うーん。。。なぜか強烈にテンションがきつくて弾きにくいし、1ヶ所音詰まりするところもある。古いネックなので当然フレットは減っているのはわかっているのですが、強烈なテンション以外は許容範囲。。。
とりあえず半月程度様子を見て、調子が悪くならなければ9月23日(日)渋谷マホガニーでのライブで使ってみようと思います。
同じローズウッド指板のネックを、合計3台に付け替えて使ってみたわけですが、ネックの芯の通った強いバリバリツーンとした音が強く反映したのは"Fender 1952Type"でした。
他のモデルよりもFenderは塗装が厚く、木材の材質も劣っているため、アッシュ材のボディーから来る特徴的な音とはならず、ほぼネック勝ちの音だったのではないかと思います(それはそれなりに良かったです)。
しかし、こちらのESPボディーは1950年代タイプを代表するアッシュ材ではなく、1960年代タイプで象徴的な柾目のアルダー材で、非常に薄い塗装なのでボディー木材の音の影響がかなり強く音に出ました。
アッシュ材ボディーのメイプル指板のいわゆる1952年タイプのテレキャスターは「ピキィー」とか「ジャキン」とかいう感じの音のイメージですが、アルダー材ボディーでローズウッド指板のいわゆる1962年タイプテレキャスターでは「ガリン」とか「バキーン」みたいな音のイメージとなり、ローズウッド指板で音が甘くなってアルダー材で軽い音だけれどアッシュ材のように速い反響でなくゆったりした響きというイメージを持っていますが、まさにこのネック装着でそのようになりました。
とりあえず、9月23日の1回だけの使用になってもいいや・・・という想いでネックの付け替えをしました。
ESPのネックがダメになったというところから、ESPのギターをもう一度復活させたい(一応、今の使い勝手にあわせて・・・)という感じです。
まぁ、35年経っているし、そこそこ使ってきたのでいろいろ老朽化してますし、ギンギンにバリバリに使い倒せるという状態のギターではありませんが、残念ながら残り少ないと思われるぼくの音楽人生くらいならば最後まで付き合ってもらえるかもしれません。
最近思うことは、やっぱり音としてはテレキャスターが好きだし、コントロールしやすい。(けど、ロングスケールのテンションに指がついていかないし、SGに比べると重くて辛い・・・。)
ミディアムスケールのテレキャスターが左用であればなぁ~と思う今日この頃です。
来年の9月で定年退職で収入がなくなるので、それまでしか楽器買えませんから、今無いということはダメなんですね~。残念だ。。。
めっちゃテンション緩いテレキャスでもいいけど(笑)
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