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「演奏曲のバリエーション」

2020/09/04 00:00

 9月6日(日)お昼12:30から、月に1回だけのぼくたちBlancheのワンマンライブです。演奏する曲は「続・人形大戦」組曲になりますが、ぼくたちのライブは毎回45分~60分くらいで、基本的に4パターンのライブ(クリスマス時期のライブを考えると5パターン)で行っていますので、約3時間程度のオリジナル曲を有しているバンドということになります。

 そのようなわけで、その4パターン(もしくは5パターン)の内容はどんな曲で構成されているのかをご説明し、事前にお好みの曲を演奏するライブを知っていただこうという考えで、今日のブログを書きたいと思います。

 4種のパターンは4つの組曲から構成されています。
 その組曲1作を中心にその日のライブを行うという方法ですので、ぼくたちの演奏曲を全曲知るには、最低でも4ケ月にわたる4回のライブを連続してご覧いただかないと全てはお聴きいただけません。
 また、どの組曲の演奏においても、最初の「プロローグ」と最後の「エピローグ」の2曲は変わらず演奏します。


【パターン1】「空飛ぶ自転車と赤い竜組曲」中心のライブ

 2006年頃に制作した「空飛ぶ自転車と赤い竜組曲」中心のライブ。
「空飛ぶ自転車と赤い竜組曲」は4曲だけの短い組曲なので、必ずその他の単曲3~4曲と組み合わせて演奏します。
 また、30分しか演奏時間がいただけない通常のブッキングライブでは、この組曲のみを演奏する機会が多くなります。

 1. プロローグ
 2. 空飛ぶ自転車
 3. Wrap it!
 4. 赤い竜
 5. Dream
 6~8. 「Waiting for you」「吟遊詩人」「風の吹く森」「あやつり人形」「企画アレンジもの」その他のうちから2~3曲
 9. レクイエム
10. エピローグ

 Blanche初心者(笑)の方には非常に聴きやすくて歌謡曲的な普通度の高い組曲ですので、個性の強さや独自性を好まないポップスらしいポップスを好む方、本当はロックが苦手で歌謡曲的な音楽が聴きたい方には一番向いていると思います。
 また、組曲のストーリーも他の組曲よりもはるかにシンプルで簡単なので、ストーリーブックを読まなくてもライブだけで理解できる、やや子ども向けとも言える内容です。作者のぼくたちからすると、「バカにされたとしても夢を持ち、希望をもって生きていこう」というような子どもたちや子ども心を失いたくないオトナに向けたぼくたちの希望がテーマとなっていました。
 アメリカ的でもヨーロッパ的でもなく日本的であり、組曲自体はジブリ映画を音楽にしたようなものをイメージしていました。
 イメージの基となったのは直前に美妃がストーリーを考えた単曲「風の吹く森」からの延長でした。


【パターン2】「魔術師マーリンと赤い竜はユニコーンを救う組曲」中心のライブ

 最近録音し直しをしてiTunes等で発売開始しましたが、「魔術師マーリンと赤い竜はユニコーンを救う組曲」は2007~2008年に制作した組曲でした。
 この組曲はストーリーが複雑でお話としてかなり面白いものになっていると自画自賛したくなるところがあり、お話の文字数でもダントツの内容です。結果的にお話の内容は、絆と夢がテーマになりました。
 本で読むロールプレイングゲームをラジオで実施しているのを聴き、その感覚で音楽制作していこうと、1曲づつ仕上げては次の展開のストーリーを考えるという手法で作っていった組曲でした。なんとなくイメージがジブリ風なところは前作と近く、音楽的にも前作ほど歌謡曲的ではありませんがかなり聴きやすいものになっていると思います。
 歌詞的にも曲的にも、この組曲もお子様受けが良く、特に公園でゲリラライブをやった際など「空飛ぶユニコーン」演奏の際には周囲の子どもたちがピョンピョン飛び跳ねる不思議な現象が通例になりました。
 喋りなしで組曲のみのタイムで35分なので、喋りを入れるともう45分になってしまうため30分のブッキングライブでは出来ず、主催のワンマンライブでのみ演奏できる組曲です。

 1. プロローグ
 2. おじいちゃんの夢
 3. 手紙
 4. 闇の矢
 5. 空飛ぶユニコーン
 6. ペガサスのささやき
 7. 伝説
 8. 「レクイエム」「Waiting for you」「吟遊詩人」「風の吹く森」「あやつり人形」「企画アレンジもの」その他のうちから1~2曲
 9. エピローグ


【パターン3】「人形大戦組曲」中心のライブ

 2011年にドラムレスのユニットとなってから、やや音楽内容をヨーロッパ(特にフランス)方向のロックに向け、あの震災時に「夢見る力や希望」を表現していく事に違和感を感じ、今したい事は・・・鎮魂と新しい絆、とイメージして作った組曲が「人形大戦組曲」でした。
 さわやかなジブリイメージで作って来た前作までとは違い、もうちょっと不気味な味わいも追加されたこの組曲はポップでありながらも前作までより明らかにロック度が高く、ぼくたちにとっても新しい指針となった組曲です。
 組曲だけで25~26分くらいなので、この組曲も30分のブッキングライブでは1曲除いた上に喋りはほとんどしないで慌てて演奏するようにしないと出来ず、ちゃんと聴いていただくには主催のワンマンライブということになります。

 1. プロローグ
 2. Magic doll
 3. 悪魔のお人形
 4. 人形の涙
 5. 人形大戦
 6. Abo Magiist~Magical doll house
 7~8. 「レクイエム」「Waiting for you」「吟遊詩人」「風の吹く森」「あやつり人形」「企画アレンジもの」その他のうちから2曲
 9. エピローグ


【パターン4】「続・人形大戦組曲」中心のライブ

 「続・人形大戦組曲」は、前作「人形大戦組曲」が「新しいはじまり」で終わったストーリーだったので、「その後」を作って完結させようというものでした。したがって、ライブで販売しているストーリーブックとCDは、この2作を合わせた1時間近い内容を1枚として販売させていただいております。
 ストーリーを通して言いたかったのは、「鎮魂→新しい絆→最後に愛」というカタチになりました。また、少し重い感じだった「人形大戦組曲」から、「続・人形大戦組曲」では以前のような軽さも復活し、全体を通じた聴きやすさを増すことが出来ました。
 音楽的には、「続・人形大戦組曲」は「今までぼくたちが演奏したことのない音楽、美妃が歌ったことのない音楽スタイル」のみで作ることとし、エンヤを意識してみたり、テクノポップをイメージしてみたり、スウェーデン風を意識したり、美妃がはじめてファンキーな音楽にチャレンジしたり・・・と、バラエティー豊かな仕上がりとなりました。
 この組曲は曲だけで30分くらいなので、30分のブッキングライブでは演奏出来ず、ちゃんと聴いていただけるのは主催のワンマンライブだけということになります。

 1. プロローグ
 2. 妖精の人形工場
 3. 秘密の扉
 4. 電池と魔法、そしてクルマ
 5. White Falcon
 6. 妖精対戦
 7. 大切にしたいもの
 8. 「レクイエム」「Waiting for you」「吟遊詩人」「風の吹く森」「あやつり人形」「企画アレンジもの」その他のうちから1~2曲
 9. エピローグ


 今後に検討しているのが、ベース村上が歌う曲とぼくが歌う曲を1曲づつオリジナルで作り、パターン1のライブの際に追加してもいいかなと考えています。

 さあ、そんなわけで9/6のライブは【パターン4】のライブとなり、ギターとベースは久々にVanzandt BronsonとFender Mustang Bassのコンビとなります。

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