楽曲のnet配信販売ですが、難しいですね~。
3作の組曲をAppleミュージックやAmazon等で販売していますが、源泉徴収後の最低売上額が5,000円にならないとこちらに金額が振り込まれないため、現在3,582円なので1,418円売り上げが足らず、こちらにはお金が入らず、配給業者の儲けになっている状況です。
たくさんのかたが買ってくださっているのですが、2人しか日本からの購入は無く(しかも1人はベース村上です・・・)、他は全て外国人なため、組曲であることがわからないようで、ほとんどの方が1曲だけの購入のようです。
アメリカからの購入が50%くらいと一番多く、次いでEU、次が台湾とインドネシアのようです。あと一つはどこの国かわかりません。。。通貨の種類ごとの表記なので・・・。
日本と海外の購入比較は「2:19」。
net販売が根付いている海外と根付いていない日本の差と考えるべきか、インディーズの中から好みの音楽を見つける自分の音楽感に勤勉な海外と他人からの人気に引きづられる音楽よりも人気者好きの日本と考えるべきか、何なのかはわかりませんが、実質日本人は1人しか購入していただけなかった中で、19人の外国人が何の宣伝もなかったにも関わらず購入してくださっている事は嬉しいです。(うち、2人はぼくのYoutubeチャンネルに登録してくださっているアメリカ人と英国人のようです。)
でも、正直、自分もnet配信のものは買わないので、買わない日本人の方だなと思います。
インディーズがダメと思っているのではないし、人気者じゃないと音楽を聴く気にならないとも思っていませんが、「カタチが欲しい」っていうか、レコードやCDは書店でも販売できる印刷物でもあるわけで、その印刷物も含めて商品・・・という感覚を持ってしまっているためです。
考えてみると、ライブ時に販売したストーリーブック付きCD(CD-R)は、すでに60枚くらいですから、1曲ごとのダウンロード回数の換算だと400回くらいにはなります。
CDをお客様や対バンの方々に押し売りよろしく席まで売りつけに行くような行為はしておらず、あくまでも「1枚(1冊)1,000円で販売させていただいています。」とライブ中にアナウンスするのみですので、「家でもこの音楽が聞きたい。」と思ってくださった方が買ってくださっています。
ストーリーブックは手作りな内容なので、音楽に比べて満足していませんし、「しまうまプリント」のフォトブックを流用しての製作なので経費もかかるため、売れても儲かるわけではないので残念な製作ではあるのですが、それでも「印刷物と音楽がセットになっている」という事はぼく自身も重要な事だと感じています。
このホームページにアップしているサンプル抜粋版を中心とした曲のダウンロード数は今日現在で4,416回ですので、気楽に無料でダウンロードすることは皆さん興味を持たれているのだと思います。
また、ダウンロードしていただいている数も少なくはないかな・・・と思います。
要は、データだけを買うという気持ちにはイマイチなれず、データはタダ聴きするもの、印刷物と一緒になってはじめて作品・・・という感覚なのだろうなと思います。
でもまあ、Net配信販売はオリジナル曲の著作権を守るため、ライブに来られない遠方に在住の方のため、海外に在住の方のため等を考えての活用だったので、その意味では目的を遂行できているなと感じています。
5,000円の売り上げに満たないのは悔しいけど(笑)
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