制作中の「続・人形大戦」組曲とiTunes等でも配信販売している「人形大戦」組曲を1枚のCDにカップリングし、その組曲内容のお話を本にして付属し、ライブ時に1,000円で販売する予定です。
8月のライブから発売できるよう、今はいろいろとそれにあわせて進めているところです。
で、本が出来てきました。
初版15冊。(追加再版できるといいのですが・・・(笑))
本の部分だけで1冊単価は約400円くらい。
それにCDを入れる袋や包装用のポリ袋、CD-Rの盤、盤面印刷のためのインクジェットプリンターのインクを購入すると。。。
部数に無駄が出ることもあり、20~30冊の販売を見込むと、単価1,000円で販売では赤字となるわけですが、お金儲けで音楽をやっているわけではないし、少しでも作品として思っている方向に近いものを制作したいので、この方法が一番かなと考えました。
たぶん、20冊売れれば良いところだと思いますから、そういった小量制作においてはCDプレスや本の大量印刷はバカげていると思いますので、これでいいや・・・という感じです。
本当は字の童話的な本ではなくて、油絵で描いた絵本のようなものが断然理想なのですが、絵を描く才能はないので文字の本になりました。
音楽を聴いて、本を読んでいただく際に、頭の中で赤茶色と黒・グレーを主体とした動きのある幾何学的な油絵の世界をイメージしていただければぼくのイメージどおりの世界観になります。
けれども「人形大戦」組曲の文字内容はYoutube演奏動画とともにホームページのディスコグラフィページに載せている内容ですので、ホームページを見られる方は必要のないものかもしれません。
そのうち「続・人形大戦」組曲についても同様に、ディスコグラフィページに
Youtube演奏動画とともにお話をアップするつもりでいます。
この度、新作を作っている段で思ったことは、「人形大戦」のNET配信販売失敗もあって、もしかしたら「音源のみの音楽」はもう需要としてほぼ無いのではない
か・・・、特に過去の大家ミュージシャンでもなければNETでは聴くことなどほとんど無いのではないだろうかということです。
確かにほんの数秒だけでしたらサンプル的に音源を聴く可能性もありましょう。
けれど、かなり気に入ってからでない限りは「まるまる1曲最後まで聴く」とか、うちの場合でしたら「約30分の組曲をすべて聴く」なんていう方は皆無に等しいのではないでしょうか。
Youtubeムービーでさえ、まるまる1曲のムービーはほとんど見られず、ライブ報告的な細切れの寄せ集めムービーの方が見られる傾向にあるようです。
なので、ホームページには曲をアップする機能がありますが、あくまでもサンプルのダイジェスト版として数秒づつ曲をつなげた音源のみをアップし、NETではYoutube動画の曲配信を中心としてしていこうかと思っています。
きちんと録音した録音物と本のカップリングでの販売はあくまでも「ライブで実際に聴いてCDが欲しい」と感じた方のみにライブ時に会場で1,000円で販売するのみとさせていただくつもりです。
ぼくらのライブはドラムマシンとギターシンセを録音したオケに合わせて演奏するというものですから、下手をするとNET配信の音源と変わらないものがライ
ブ・・・、いえ、ギターの被せ録りのパートはライブでは使わないので「薄くなって質の落ちた録音物のようなライブ」と思われてしまう事がしばしばあります。
しかし、小型PAとギターアンプ・ベースアンプをすべてカスケード接続してPAとして使って音がグラングラン回ってしまったようなイメージを小さめな音でも無理やり作ったり、なるべく生の演奏となるギターとベースはダイナミックレンジの広い演奏を心がけ、オケを使用しようともライブはライブらしく努力しているつもりでした。
それでも「オケにのせた演奏だろ」とバカにされれば「ライブでなくてカラオケライブ」とか「ライブでなくて半ライブ」とか言われちゃうわけですが、7月10日のライブでの感想は「録音物を聴いたときとは全く違う感動」と言っていただけ、自分たちの音作りに間違いはないと確信しました。
「オケにあわせたライブなんて・・・」という人は、考えてみたら見に来たことがある人はいないし、実際にライブに来られた方のほとんどは「楽しい」「良かった」「感動した」と言っていただけているので、ドラマーとキーボードプレイヤーが居ないということに卑屈にならないで、アコースティックライブバーでも演奏できる小音量ロックバンドとしてもっと自信をもってやってもいいなと考えました。
なので、今まで以上に自信をもって「ライブを見てほしい」と考えますし、ライブで聴いて気に入ったら「CD付き本はいかがですか」と声がけしようと思います。
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