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「Bronsonのリアピックアップをオープンにしました

2020/12/25 23:00

 たぶん、ぼくがたった1台だけしかギターを所持できない状況になったらこのギターを残すだろうと思うギターが"Vanzandt Bronson"というギターです。昨年はメイン中のメインギターでしたが、ちょっとネックが小さく細過ぎるため他のギターを持つと違和感があり過ぎるので、今は"Gibson SG Junior"と"Fender Player Telecaster"が気に入っているということもあり、若干弾くことが少なくなっていますが、間違いなく「人生の最後を一緒に過ごすギター」だと思っています。

 アメリカのピックアップブランドのvanzandt社が、Moonを作っている日本の工房に製造と制作を委託しているネオビンテージが売りの高級ブランドにおいて10万円前後の販売価格となる底辺のギターがBronsonで、Fenderのビギナーズモデル"Duo Sonic"のコピーモデルなのですが、ネックがDuo Sonicの短いスケールではなく、どちらかというとギブソンのミディアムスケールに近いスケールになっています。

 さらにぼくは自分のカスタマイズとして、外見と塗装色以外にテレキャスター同様にアッシュの2ピースボディに変更し(オリジナルのBronsonはアルダー、コピー元のDuo Sonicはポプラ)、ピックアップの配線も2ボリュームに変更しています。

 若干のカスタマイズが可能で、ボディ材の変更が出来るというところがこのギターの購入のきっかけでしたが、実はぼくが欲しかったのは「ボディーを薄く作って軽量化したミディアムスケールのテレキャスター」でした。
 Gibsonのギターへの持ち替えの際、ロングスケールからミディアムスケールだと、位置感覚がズレてしまって自分が順応していないと感じましたし、年々、弦の張りが強くキツく感じて来た(握力低下…)というところもありました。
 形状とすればムスタングやブロンコと同じスタイルですが、テールピースの構造はテレキャスターとストラトキャスターをあわせて簡略化したような造りだし、ピックアップは二つですから使い勝手としてはテレキャスターに近いし、ボディーは明らかにストラトやテレキャスより薄いので、そのように、Duo Sonicをテレキャスターに近づけた仕様のギターとしたかったのです。

 で、今回はテレキャスターもそうなので、リアピックアップをオープンにしてみました。
 このギターに使われるピックアップは出力がかなり小さいため、カヴァードではカヴァーの分だけピックアップが弦に近づけられず、もっとパワーのある音にしたいと感じていたため、白のカヴァーはカッコいいけれどオープンにしてピックアップを上げられるだけ上げて弦に近づけるようにしました。

 カヴァーを外してみると、やはりピックアップの巻き数はとても少ないピックアップでした。でも、そのおかげでコイルを守るためにビニールテープを巻いたのですが、不器用なぼくにしては隙間に余裕があったのでキレイに巻くことができました。

 しかし、ピックガードを外して配線等を見ると、やはりVanzandtはキレイですね~。GibsonやFenderの粗っぽさとは全然違います(笑)

 リアピックアップの音はパワフルで太く歪んで、フロントピックアップの音はスムーズでクリーンな音を好んでいるため、バランスとしてはかなりアンバランスなセッティングをします。
 すなわち、リアの1~2弦あたりはとても弦に近く高くセットしますが、巻弦側はタイトにしたいので下げめです。フロントは全体的に低めにセットです。

 若干ではありますが、リアピックアップの音は少しワイルドな音になったと思います。よりテレキャスターに近い感じになったかな・・・。
 ルックスは白っぽいカヴァードなのがオシャレな感じだったので、オープンにするとやや無骨でオシャレでなくなった感じはありますが、ピックアップ選択によるギターのキャラクターに差があってとにかく楽しい音になっています。

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