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「2/13ライブの報告」

2022/02/14 03:00

 こびとさんの夜のライブ、久々に出させていただきました。

 ぼくたちはトップバッターでしたが、村上は今回は欠席で村上の音もオケになり、なんとも寂しい見場でのライブになりました。
 村上に別状はないのですが、大事をとってお休みさせていただきました。

 このような状況下ですので仕方ないですがお客様はゼロ・・・いけないいけないと思っているのですが、どうしても顔にガッカリが出てしまいます。
 写真のとおり、バンド型のライブとしては寂しい感じではありましたが、でも精一杯演奏して来ました。
 対バンの皆さんはお若いパンク系バンドの「自作エロテープ」さん、オリジナルR&B系バンドの「茅ヶ崎一中」さん、コリーナのフライングVが羨ましい「Vicky’s」さん。

 皆さん素晴らしいバンドでしたが、横浜ですし、50歳から上の方の多いバンドではどうしてもブルース系のバンドが多くなります。
 ぼくももし、コピーバンドだったらブルースやソウルが好きなので、オーティスラッシュなどのブルースや、スタックスソウルなどをやっていたかもしれません。

 ぼくらの曲は皆さんにはプログレに聴こえたようで、対バンのギターの方にもドラムの方にもプログレと言われました(笑)。
 プログレバンドはやったことないんですが・・・、ギターの音色ですかね~。ぼくはリバーブ深めだし、バッキング時にもディレイをオンにしていることも多いので、デイブギルモア風に聴こえるのかもしれませんね。

 ただ、1980年代にぼくが在籍していたケンミミストーンズはアメリカンロックを目指したバンドでしたし、その後村上と一緒に在籍していたバンドはブルースバンド、今のバンドの前身Wonder Boysでは西海岸フォークロックバンドとして開始し、今でも演奏している「レクイエム」などのように独自路線な日本のロックを作って来ました。

 その後、3年間完全に音楽をやめていましたが、画廊で見た絵をヒントに、音楽ジャンルの中で音楽をプレイすることをやめて、ストーリーや絵とのコラボレーションを想像した組曲構成でバンドを再構築して始めた1993年以降が今のルーツになっています。
 ペルーのパンフルートとピーターパンを頭の中で結びつけ、2歳の幼児でも理解できる笛音色のキーボードのリフレインバッキングを考えて、どの曲もそれで構成される「幼児向きロックンロール」かつ「オトナの幼稚園」サウンドの構築を目指しました。自分がピーターパン症候群だなと認識したところからの発想でした。

 2000年には民族楽器のユニットへと演奏方法を変更してみたり、ボーカリストがコロコロと変わったりしながら、美妃がバンドに加入した最初の2005年から考えると、初めは歌謡ロックンロール~歌謡曲風ロック、日本的なロックまたはニューミュージック風、ドラマーが居なくなってからはアメリカ寄りだったサウンドを、もうちょっとフランスを中心としたヨーロッパに寄せてみようとして作ったのが「人形大戦組曲」でした。
 フランスに寄せたいと思った理由は、1980年代終わり頃のフランスギャルのライブをテレビで見て、えらく感動し、影響をモロに受けたという感じで、それは穴から覗いた妖精の世界といえばいいのか、ライブがゆっくりスローモーションで動くサーカスのような感じで綴られていく・・・というような世界観で、そういうステージをさらにアットホームにやりたいと思ったからです。

 その後の「続・人形大戦」組曲では発想が1993年当時に戻りつつありますので、また「人形大戦」組曲とは一味違うかもしれませんね。
 「続・人形大戦」の方だったらフュージョン系とか、またはネタものと思われたかもしれません(笑)。

 対バンの皆さん、それぞれ素人玄人合わせ混ざった質の高い演奏を繰り広げられすばらしかったと思います。
 しかし、マスターに「若い人と対バンしたい」と希望していたのですが、今回、1バンド、若いパンクバンドの方とやれたのは嬉しかったです。
 対バンでやったからどうということではないのですが、あまり年齢層の違わない中でやっていると限られた世代の中の音楽になってしまう恐ろしさを感じてしまって、もっと若い人のエネルギーを感じたいし、ぼく自身も同年代よりもこれからの世代の方々の心に残りたいという願望があります。
 だから若い人たちと一緒のステージに立てて嬉しいなと思ったライブでした。

 しかし、どのバンドもドラマーが良いですね~。ドラマーを諦めてオケでやってるから、余計にいいなぁと感じちゃいます。

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