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「9月4日、1日だけの”Wonder Boys”復活ライブの報告」

2022/09/06 00:00

 一昨日はとても楽しい1日でした。

 1987年に結成し、1999年に解散したぼくとベース村上のバンド"WonderBoys"の1日だけの復活ライブをやり、23年ぶりですか…キーボードの片渕が復帰しました。(現在の自分のバンドBlancheは前座でした。)

 とは言っても、前身バンド4人からメンバーが2人に減って娘の美妃がボーカル加入しているのが今のバンド"Blanche"なので、演奏している曲が違うだけで基本的には同じバンドが続いているとも言えます。

 昨日はけして演奏が良かったわけではありませんが、楽しいライブになりました。
 遊びにいらした皆様のおかげ様です。ありがとうございました。
 そんなわけで、後半のWonderBoys1日だけの復活ライブは記念なので、無編集でyoutubeにアップしました。



 休日が日曜日ではない片渕が参加できることはほぼ皆無なのですが、昨日だけはその前日から夏休みを取れたため1日だけの復活ライブが実現しました。
 前日のリハーサルだけの練習で演奏はコケまくり(笑)、ぼくも高いキーの歌で吠えまくりで音程がどうのいう前に喉が枯れて衰弱しきり、後半はバテて歌はかなりダメでした…。
 まあ、自分が歌いきれないし、自分が歌を歌うことへの魅力を自分自身が感じられずに、解散後はボーカルを探し求めていたのですが・・・。

 そうですね。所属した宮崎謙実のバンドが解散し、ぼくはロックバンドのギタリストでありたかったし、スタジオミュージシャンになりたいとは思っていなかったので、もはやこれまでと。そしてギターの仕事を続けるのを断念した36年前、その2年後くらいですか・・・1987年に気楽に自分で歌って軽くやるバンドとして結成したのが"Wonder Boys"でした。

 1989年にはみんなの仕事の都合があわずに事実上解散。ここでアメリカ西海岸風ロックバンドという方向性は完全に終了。
 西海岸風として作った最初のオリジナル曲が「Goodbye Memphis」でした。

 2000年は個人的な録音物制作とアマチュア演劇の音楽担当などを個人または片渕とふたりで行いましたが、内容はもう〇〇ロックというようなものではなく、精神世界というか自閉症気味な環境音楽に近い演劇チックなものになりました。そこで他の音楽にあまり影響を受けないオリジナルな音楽が出来始めたと思います。
 その頃に作った曲が「レクイエム」「こどもの頃」「プライド」等でした。
 しかし、ひとりぼっちの作業はさみしく、また、きちんと就職もして仕事が忙しくなったこともあり、たった週に1度の休日はこどもの為に使うべきだと考え、また、稼いだ金は楽器ではなくてすべて家族に使うべきだと思い、真面目なサラリーマンを目指してほぼ3年間、楽器も音楽を聴くことすら辞めました。

 1993年夏に昔バックバンドをやっていたフォークデユオの友人の結婚式があり、そこで演奏することになり、まるで弾けなくなったギターを猛特訓してやっとこで演奏を終え、さてまた録音だけでも…と、バンドがやりたくなり、Wonder Boysを再結成。
 ストーリーを考え、それに沿った組曲を制作する現在のスタイルにバンドがなっていきました。
 メンバーは録音のみで揃わず、トラのメンバーやオケを使ってフリーマーケットで自主制作CDを販売しながら演奏する活動をしていました。
 「心のイントロダクション」「ウェンディ」「時を超えて」「永遠のうた」「Human is love」「真夜中のおもちゃ箱」等はこの頃の曲です。

 メンバーの脱退も相次ぎ、1999年に解散となり、ぼくはエレキギターを諦めて民族楽器で弾き語りを始めました。
 けれど、自分で歌っているとかなりギターがおろそかなプレイになり、思ったリフとかが弾けず欲求不満になりましたし、女性の声でバンドがやりたかった・・・。
 村上の店の定休日が日曜日となり、村上がバンドに戻ってからは通常のバンド形態に戻って、紆余曲折、いろいろな方に歌っていただいたりして最終的にはこのように自分の娘が歌うバンドに、さらにジェネレーションギャップがあるまま、ぼくの世代でも美妃の世代でもない、世代の音楽にあたらない音楽を作って来たつもりです。

 Blanche で45分くらい、WonderBoysで60分くらい…、休憩含めて2時間以上のライブ…、本当に疲れましたが、気持ちの良い疲れでした。
 スポーツをした感覚です。

 いつもいらしてくださる花屋さんにカーナビーツ越川さんに加え、今回は古いバンド仲間の伊藤くんと、コバーンくんも遊びに来てくれました。
 伊藤くんとはWonderBoysを結成する前のブルースバンドで村上と一緒にプレイしていましたし、片渕とは大学の同級生なので、積もる話もたくさん走馬灯のように頭に浮かび、楽しかったです。
 あれから30年以上の月日が経っているんだなぁ…。
 考えてみれば、コバーンくんも古いお付き合いになりました。
 まだ美妃が専門学校に通う18歳くらいの頃にはじめてハッピージャックで対バンやってましたから…かれこれ15年くらいになりますね~。
 10月16日(日)昼の「吉野町こびとさん」で行われるコバーンデイにお呼びいただいたので、出演します。

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