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Gibson SG '60s Tribute 続き

2015/01/12 00:00

またまた昨日と同じギターの話題ですみません。
2014年1月9日に購入したGibson SG '60s Tributeですが、昨日のブログに載せたビデオの時から更に小変更しました。

ピックアップセレクターの下のプラスティック板を外して、更にシンプルな見映えにして、これで完成しました。

なぜそんな事をしたのかと言いますと、ピックガードが無いモデルだった点と、嫌いなデカいボリュームとトーンのノブが付いていたので、自分の考えるデザインの雰囲気にしようと考えたためです。

KEY横浜店でボリュームポッドをAカーブのポッドに付け替えてもらう際に、ボリュームとトーンのノブをES-335用の小さな金色のタイプに替えました。

そうすると、見た目としてピックガードもないし、ノブも金色になったせいか、ピックアップセレクターの下のプラスティック板に書いてある字が邪魔に感じ、そいつを除去した訳でございます。

メチャクチャシンプルな見映えになり、大満足です。


さて、昨日はギターが思い通りのギターに仕上がったため、あまり音の事を書きませんでしたので、1日経って気付いた事も含めて書いていきたいと思います。

まずは、P-90シングルコイルピックアップを装着していた2011年の'60s Tributeと、今回の2013年の'60s Tributeの違いについて、考えてみたいと思います。

どちらのギターもスタンダードより下位器種のスペシャル(1ピックアップのジュニアを2ピックアップ仕様としたもの)の、その年度のみの限定モデルで、1960年代をトリビュートしたモデルという内容です。

2011年モデルは、1968年以後の現行のボディ形状のままでありながら、ネックの握りを1961年当時の細い仕様とし、ピックアップを1961年当時のスペシャル同様にシングルコイルのP-90を装着し、レトロな1960年代初期風をイメージしていたモデルでした。

しかし、2013年モデルは真逆とも言えるコンセプトのようで、ネックの握りだけでなくボディ等の形状も1961年モデル同様としながらも、カスタムショップのヒスコレに装着されているバーストバッカー1&2ピックアップが装着され、ポジションマークもドットではなくてスタンダードのものが採用されており、スペシャルでありながらスタンダードのルックスに近いモデルとなりました。

更には、ピックガードが無く、24フレット仕様、グローバーの糸巻を採用と、おおよそ「'60 Tribute」ではなく、1960年代のギターを1970年代中頃に流行った改造を施して、合理的かつネックの強度を増すため?に24フレット仕様としているギターです。

共通点は光沢のないウォーン塗装だという点だけです。(厳密には2011年モデルの方が全く光沢がないのに対し、2013年モデルはやや光沢があります。)

音も当然違い、2011年モデルがレトロな音なのに対し、2013年モデルは中域重視なサウンドになるウォーン塗装の音の特徴の影響は受けながらも、グローバーの糸巻の採用や、ローズウッド指板にしては妙に硬くてエボニーのような音に感じるフレットボードと他のモデルよりやや細めに感じるフレットの影響で、「スペシャルのオールド風」からは遠いかなり硬くてウォーン塗装にしては分離感のある音で「1970〜1980年代風改造モデル」という雰囲気です。

なので2013年モデルは、SpecialでありながらあえてSpecialとは書かれず、トリビュートシリーズ「'60s Tribute」と書かれているのかもしれません。

そういった意味では、一番自分のリアルな時代の改造トリビュートかもしれません(笑)。

したがってスペシャルらしいギターというより、塗装工程が簡略化されてバインディング等が省略されたために製作日程を短縮出来た廉価版コンセプトモデル…と言ってもよいかなと思います。

ウォーン塗装ですし、Gibsonロゴもプリントとかなり安っぽい見映えですが、音はなかなか!

格上のスタンダードの音が妙に安定し過ぎていてイマイチ楽しく弾けないぼくにとっては、少し安っぽいけど艶やかで、やや地味な音なれどコントロールするのが楽しいこちらのギターの方がはるかに好みとなりました。

所有しているカスタムショップ・ヒスコレSGと同じピックアップが装着されている点も、ギター自体の音は暴れるヒスコレSGと、地味だけれどまとまりの良いこのギターの違いはありますが、同系統の音ではありますからエフェクト等のセッティングも変える必要もなさそうです。

あまり大音量でプレイすることはないかもしれませんが、所有するSGの中では、大音量で演奏する際に使おうと思って買ったTHEC21社のマルチエフェクターFlyRig5で思い通りの音が出せたのはヒスコレのSGだけだったのですが、このギターは同じピックアップを装着しているモデルなので、様々なボリュームに対する音色変化のしかたも近いため、バッチリ相性良く使えそうです。

ヒスコレのSGはどうも雨天に弱くて音詰りを起こすことが多いので、これからのライブの多くはこちらSG '60s Tribute 2013でやっていく事になるだろうと思います。

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