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エフェクター

2019/01/24 00:00

 いつも使っているマルチエフェクター「VOX StompLab」の電源スイッチが調子悪いため、なおるまでこのエフェクターで演奏しようかと思います。

 実はSansAmpも20年以上使い続けて現在は製造を終了しているし、もっとナウなデジタルな新製品にかえて行こうとちょっとぼくにしては高額なAtomic Ampli-fire boxも購入したのですが…、やっぱりアンプ段はアナログしか受け付けられず、さらにはSansAmpに慣れ過ぎた保守的なぼくは、残念ながら、どうもSansAmp以外ではオールラウンドに使えるトーンが作れなくなってしまっていました。
 そんなわけで、SansAmpの使用は一生継続しそうです…。(一応、初期型と写真のものの2つあるし・・・)

 いつも使っているマルチエフェクターVOX StompLabもSansAmpを併用していましたので、アンプ音色や歪みには使わずに、ボリュームペダル付き空間系エフェクター(要はリバーブ・ディレイ・コーラス)として使っていました。

 なので空間系エフェクターだけが揃っていて、単体エフェクターとして使えるものを間に合わせに…と考え、リバーブ・ディレイ・コーラスかフランジャーかフェイザーの選択のとなっている左下銀色のNetで販売されていた中で一番安価だったDonner Alpha FXという約7千円のエフェクターを最初に購入。
 これがまた…安物買いの銭失いでして、送付されてくると明らかに新品ですが販売者等一切不明、保証も何もない・・・という中古品以下の扱い・・・。全体として大きなボリュームでの入力に対応しておらず、かなりボリュームを下げて入力する必要もありました。
 たぶん、説明書も何もないのでどこにも書いてありませんでしたが、エレアコ用として開発されたモデルなのかもしれませんね。
 また、エネループで使ってみて後でわかったのですが、このエフェクターの消費電力はTCエレクトロニクスのエフェクターなみに電源食いだと思われることです。電池で使おうと思ったら、この機種単体用に長持ちしそうな電池ボックスを買い増す必要がありそうです。

 しかし、リバーブはオンにするとボリュームが下がる欠点はあるものの音色はまとも。
 ディレイは、そうですね1980年代初期に出来たばかりのコンパクトデジタルディレイだと思えば納得できるレベルでしょうか・・・ちょっと高域が落ちて音の解像度がイマイチではありますが、いつも安マルチエフェクターを使用しているぼく的には許容範囲内です。
 ダメで使い物にならなかったのはコーラスかフランジャーかフェイザーの選択部分です。
 ぼくとしてはコーラスで使いたかったのですが、スイッチオンにすると・・・そこは別世界・・・高域は無くなって中低域でウオンウオン唸り、爽やかなコーラス音どころかローファイ変換機または中低域ハウリング起こし機のようでした。
 フランジャーでも、原音よりもうねりばかりが目立つ使えない音で、フェイザーもとても良いとはいえませんが、かなりかかりを薄くして使えば、やたらエフェクターを繋ぎ過ぎて音が劣化したフェイザー程度の音にはなりそうです。

 そんなわけでやはり単体コーラスが必要なので、ちょっと前から気になっていた"One Control Little Copper Chorus"を追加購入。写真の一番右のものです。
 ぼくはフランジャーのようにショートディレイがかかってしまうタイプのコーラスは嫌いなはずだったのですが、これもそうなのに、これに限ってはとても良い感じです。
 ふつうのコーラスとはちょっと違う音色で、なんというか、柔らかい音なのに煌びやか・・・(金属的なのに柔らかさがある音)、透明感があるのに存在感が増す・・・、コーラスなんだけど音の揺れ方が音程がグニュグニュしてる感覚がなくて・・・ふつうのコーラスが音程をずらしてるものとのミックスなのに比べると・・・なんというか音程よりも時間が重なっているような・・・なんとも言えない今までのコーラスとは違う面白い音でした。
 このコーラスはかなり好みです。

 実は、この” One Control”というブランドのエフェクター、ぼくとしてはかなり気に入るものが多そうで、Hotoneとともにお気に入りブランドになっちゃいそうです。
 最初に目をつけた理由は、超小型エフェクターなのに9V電池が内蔵できることでした。ぼくはどうしてもエフェクターについては単体で電池駆動出来るべきだと思っているので・・・。
 そしてたまたま弾いたドライブエフェクターが(どの機種か忘れましたがアンプシミュレーターのようなものでした)良い感じだったので、なんとなくブランドを覚えていました。
 これから何かエフェクターをと思ったら、真っ先にこのブランドのものを捜すかもしれません。それくらい"One Control Little Copper Chorus"は気に入りました。
 ちょっとボリュームが上がっちゃうところはありますけど。。。

 そして、ちょっと壊れやすいのが玉に傷ではありますがぼくは気に入っている中国ブランドのHotone。ブギータイプのミニアンプは飛んでしまい、マルチエフェクターはバージョンアップで音が好きじゃなくなってしまって売却してしまいましたが、このブランドの音は基本的に好きです。
 そして今回、バッファーアンプ入りで音落ちしないボリュームペダルとして”Hotone VOW Press”を購入しましたが、これがとってもいい~っ。
 ボリュームペダル機能とワウ機能が切り替えて使え、かなり小型なのに踏みにくくなく、この小型の形状の中にきちんと9V電池が格納できるようになっているのです。

 こんなおもちゃみたいな・・・そんな見映えでしっかり使える音を出しちゃうHotoneらしく、これと兄弟機種の赤い”Soul Press”のワウはややギャウというくらいよくかかりますが、こっちは普通にワウというマイルド?な音。なんとなく、ジェニングスのクライベイビーに近いようなかかりに感じました。

 なぜこの機種を買ったのかというと、「小さなボリュームペダルで高域が落ちないもの」「バッファー付きの場合、電池も使えること」というぼくなりの最低限の必要を満たしているところですが、加えてもうひとつ考えがあってワウとの切り替えができるものを欲していました。
 それは、もし”VOX StompLab”の電源スイッチがなおれば、ボリュームペダルはそちらのものを使うので、その際にはワウとして使うことができれば・・・という考えでした。
 まさに音のクウォリティ的にこの機種はそれができるものですし、ワウの音質もボリュームのカーブも非常に使いやすい音で気に入りました。
 できれば「壊れやすいHotone」の例を打破して長年使える器材になってほしいです。

 そのうち、音もYoutubeにアップしようと思います。

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