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チャイハネの服

2019/12/16 12:00

 前にも書いた話題だったかなぁ。。。
でも、ずっーと前のブログを探して読むとかする方は居られないと思うし、だいたい自分で探そうとしても見つからないので、ネタが重複してもいいかな・・・と思ったりして(笑)

 特にどうという話題ではないのですが、たまに「いつもライブで阿久津くんが着ている不気味な服が気になるんだけど・・・」と尋ねられることがあります。

 横浜中華街から今は各地に店舗のある創作民族系若者衣料雑貨の「チャイハネ」というお店で売られている洋服(アジア服?)なのですが、正直、60歳の爺さんが購入するような服ではないとは思っています。
 最初に同店で衣料品を買ったのは、たぶん1980年代の終わり頃に木綿のクルタを買ったような気がしますが、その時はそれほどずーっと購入が続く服になるとは思ってもおらず、1994年くらいまでは全くお店に行くこともありませんでした。

 1990~1993年まで音楽をやめ、ギターも2台を残してすべて処分し、その2台も押入れにしまい込んでまったくギターが弾けなくなったと同時に、この時期は風船が膨らむようにどんどん加速度がついたように太りました。(その後はずっと太ったままですが・・・)
 1993年にまた音楽をはじめましたが、バンドメンバーが一堂に会すことはなくて録音器を持ってメンバー宅を回って各パートを録音し、自主制作CDを作ってフリーマーケットでリズムトラックのオケにあわせてギターを弾いて歌うCDの実演販売をしはじめた際でした・・・。

 すっかりデブになるとずっと地べた座りして窮屈に小さな特注ギターを弾くので、冬は着ぶくれて弾きにくく、夏もジーパンがきつくて弾きにくいわけです。ジーパンとか当時はノビノビシーンズは酷いカッコ悪かったり、どうにも演奏しにくい・・・。
 音楽の内容も民族楽器を録音に使ったりしていたこともありますが、チャイハネの服はブカブカゆるゆるで楽チンだし、そこそこ目立つ派手さがありましたので、「フリーマーケットでの実演販売に向いたカッコ」だったのでした。

 しかし、その楽さだけではない魅力も最近は見出しており、ぼくがなりたい姿は「中世の大魔術師」なのですが、なぜって、楽器のプレイヤーっていうものは獲物が捕れずに弓矢で遊んで音を出していた奴がペテン師野郎で人々を騙してトランス状態のフリして音楽を神格化させて奏でてあげるかわりに獲物を獲得していたと思われる連中がミュージシャンのはじまりと思われるわけで、実は錬金術師で科学者や薬学者だった奴らがペテンで大魔術師になったであろうところとそっくりだと感じています。
 ぼくは残念なことに正直者で性格も悪くないので(笑)、どうも立派なペテンのできる優れたミュージシャンになれないためこの歳になってもダメダメだったのかと思います・・・。で、カッコだけでも理想は魔術師を目指しているわけです。

 チャイハネの服には、そういう丈の長い服でとてもとても職務質問の雨あられになりそうな面白い・時代も場所もわからなくなるような服があります。
 時代を超えた現代の魔術師風を目指す者には他に類のない魅力を感じています。

 まぁ、とても60歳の爺さんに向けて作られた服ではなく、若い男女(いいとこ30歳代前半くらいまで)が対象ではあるかと思います。
 ぼくが着始めた頃にはぼくも30歳代前半でしたが、もう30年近く経ってしまったわけで、チャイハネにしては地味なものを探すのに苦労しています(笑)。

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