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「ぼくの現時点での使用ギター」

2020/08/05 00:00

 先日のライブで改造SGジュニアがほぼ思い通りに使える事がわかったので、これがぼくの最終的な使用ギターたちになる事がほぼ決定、今日はあらためてその紹介をしていきます。

 しかし、結局、生涯を通じてハムバッキングピックアップ(特にフロント側)を克服出来なかった事が、全てのギターがシングルコイルピックアップ搭載なので歴然ですね…。(笑)

 さらにGibsonではレスポールを何度も購入しましたが克服出来なかった…。ギターの重さの辛さもありましたが、フロントの低域が結局はボリュームを下げても使えず、「レスポールは歪ませない」という使い方しかできませんでした。
 唯一、レスポールモデルで思い通りに音が出せたのはP90タイプピックアップ搭載韓国製のボディがSG同様に薄いスペシャルのコピーだけでした。
それでもフロントはフルボリュームに出来ず苦しみましたが…。

 一時期は10年くらいストラトもメインで使いましたが、ぼくはリア単独の音をメインに使う事が多いので、ストラトの魅力なハーフトーンがあまり効果的に使えていなかった気がします。

 また、数年、まだ美妃がまともに歌えなかった頃、バンドの音圧を下げる目的で、カクテルドラムとダンエレクトロのギターやベースを使っていた時期もありますが、低音のないラジカセのような音質で小さな音で粗く演奏するにはとても良かったです。
 けれど、もっと綿密な曲が歌えるようになっていくと圧も必要になるし、もっと広い使用勝手がギターに要求されました。

 こう写真を見てみると、最終的にはどこかしらテレキャスター的な部分があるギターを望んだようです。

 4台のギターはどこかしらオリジナルからは改変された箇所があります。

 一番左からご案内いたしますと…。


【一番左】Gibson SG Special '60s Tribute (2011)

 ローランドのギターシンセサイザーのコントローラーを埋め込みました。
 恐ろしいくらい弾きやすいギターですが、強烈にノイズが大きいため、録音時にギターシンセサイザー用のみとして使っています。
 ボリュームポッドは、ギターシンセサイザー用とギター用の各1つづつのみ。他のスイッチは、シンセサイザーのバンク切り替え、ギターシンセサイザーとギター音のミックスオンオフです。
 エレキギターとしては、生鳴りは良いギターなのですが、アンプから出力するとあまりぬけて来ない地味な音のギターで、かなりレトロで枯れた音がします。
 現在のところはギターシンセのコントロール用のみに使用します。

https://www.facebook.com/akutsu.japan/videos/3403885272979041/




【左から2番目】Gibson SG Junior (2012)

 つい先日、264Guitarsさんに改造してもらったギターで、ボリュームポッドをAカーブに変更し、フロントピックアップとして40年前のダンカン・ビンテージテレ用フロントピックアップを追加しました。
 また、ペグもGroverに変更しました。
 ギブソンとしては絶対に有り得ないギターでしょうが、ぼくとしてはコレがGibsonギターの理想形となりました。
 通常のチューン0マチックブリッヂよりも直接的な音のバーブリッヂの方が好みの音でした。
 やはりハムバッキングピックアップはボリューム操作での音色のコントロールがぼくにはし難くて、P90ピックアップの方が良かったようです。
 さらには、フロントはP90でもフルボリュームでは使いづらく、テレキャスター用のピックアップを追加する事でフルボリュームでも理想的な音が出せるようになりました。
 また、このギターの変わったデフォルトの仕様ですが、指板が焼きメイプルとなっていてローズウッドではありません。その辺も元の音が気に入っている理由のようです。
 ただ、他のギターよりもかなりテンションがキツくて弾きにくいという欠点はありますが…。
 このギターのリアピックアップのP90は、ハムバッキングピックアップよりパワフルに歪みます。
 なんとなく、1970年代はじめの頃のグラムロックバンドの音でよく聴かれていたようなとてもロックンロールなサウンドです。
 そんな魅力的だけど不器用な音のロックンロール専用ギターでしたが、フロントに対照的なピックアップを追加することで、かなりオールラウンドに使用できるギターとなりましたので、これから使用率も高くなると思います。
 この改変で得た効果は、無骨なSGジュニアに対照的マイルドな音を加え、1台でジキルとハイドのようにプレイでき。そのミックストーンでは様々なバッキングに向く使用勝手の広いサウンドを与えてくれましたが、音の傾向としては「音圧があるダンエレクトロ」的な、なんともあり得ない魅力のギターになったと思います。


【右から2番目】Fender Player Telecaster

このギターはボリュームとトーンのポッドの回転方向を右利き用と同じ方向(逆回転)に変更しただけで、他は無改造です。
 Fender のラインナップでは一番底辺のメキシコ製造低額ビギナーズモデルですが、リアはパワフル、フロントはクリーン、かつ、硬めで煌びやかなサウンドは、オールドギターの音とは違って現代のフェンダーギターのスタンダードな音だと思いますが、かなりぼくの理想に近い音です。
 また、ロングスケールなのにテンションはゆるく、ネックも薄くてフレットもフラットなので、弾きやすいギターとしてはFender 史上最高と感じています。
 高額な高級器に憧れることもありますが、ぼくはこういった誰でも購入できる可能性のある金額で、実際に道具として完璧に使える楽器が一番の楽器だと思っています。
 現在、一番使用率が高いです。


【Vanzandt Bronson(特注)】

 Fender Duo Sonicのコピーモデルですが、このアメリカのピックアップブランドVanzandt のギターを作っているのはMoonを制作している日本の高級工房です。
 そのラインナップでは一番安い13万円くらいで売られているギターをベースとした特注モデル(20万円)です。
 通常はアルダー材のボディを、センターブックマッチのアッシュ材とし、通常は1ボリューム1トーンのところ、センターポジションはノイズレスで、2ボリュームにしています。
 音としてはムスタング系よりも、ミディアムスケールになって出力が小さくなったテレキャスターのような感じです。
 ネックがとても小さいので、他のギターと併用すると違和感があるため、このギターで行く場合にはしばらくこれ1本で行かなければならないところが難点ではありますが、ぼくの持つギターの中でダントツに質が高いギターです。


 他にES-335のコピーモデルや、1952タイプのテレキャスターなど、復活させたいモデルもありますが、この4本(人前ではシンセのコントローラーギターを除いた3本)がメインギターとなります。

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